産後の骨盤・不妊症

不妊症、男性側の姿勢について      不妊治療と自然療法

 

 

 

先日の「男性不妊セミナー」によると、48%が男性側が不妊の原因であり、欧米ではスタートラインから夫婦同時進行で不妊治療を開始する、のが常識であるが日本の男性側の意識が医療者を含めてあまりにも低すぎる。例えば精子運動率を計るにも「自宅で採取して、人肌に温めて持ってきて下さいね」というクリニックがあるそうですが、リプロダクションクリニック大阪の石川智基先生によると、その時点で完全アウト!らしく、信じられない検査、治療を行なっているクリニック含め、点々バラバラというのが男性不妊の現状らしいです。石川先生曰く、日本で信頼の於ける男性不妊治療を行なっている先生は5人程度、明らかに後進国である現状を一日も早く欧米並みの水準に引き上げる事を使命感を持って語られておりました。

 

そこで現在不妊治療をクリニックで行ないながら、当院で自然療法による「骨盤環境を正す手技療法&食事栄養療法」の不妊改善アプローチに11月5日〜9日までに通院されたクライアントさん5名に実際はどうなのかをお聞きしてみたところ、ご主人はあまり積極的ではない、精子運動率がとても良くないから最初から顕微、運動率はラインギリギリ、あまり主人に無理を掛けたく無いetc…、という回答が得られました。

 

確かに妊娠の主役は女性であり、卵であります。

 

精子は自らのDNAを運ぶ為の乗り物でしかありません。

 

男性は妊娠に対してほぼそれだけの為に存在しているのか?と悲しい気持ちになってしまうのは私だけではないと思います。。

 

しかし男性側が原因の不妊率48%。ただ亜鉛だけ取っていればそれで良いという訳には行かない様です。

 

では具体的に何が出来るのかと考えると、睾丸の温度を低く保つためトランクスをはく、亜鉛をしっかりと摂る、3日以内に繰り返し射精する、などしかやはりないのですね。

 

最近は妻の産後の骨盤矯正に赤ちゃんを抱っこしながら結構な数のご主人が付き添いで来院されますが、不妊に対する男性側の意識もそうと遠からず変わって行く事でしょう。

 

その辺りに対しての自然療法側からのアプローチを構築して行かなければなりませんね。

 

 

 

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