(yahoo画像より転載)
A子さん36歳、第一子出産3ヶ月。
妊娠中から左のお尻の中のほうが痛む感じがあり、出産後、一時おさまっていたのだが
最近は朝起きた時から痛い。
赤ちゃんを抱き上げるときや、下ろすときもかなり厳しい感じがする。
腰の痛みだけではなく、親指の腱鞘炎や膝にも痛みが出てきた。
本当に辛いですよね。よくわかります。。
出産時には骨盤の関節だけではなく、体全体の靭帯が緩むホルモンが分泌されますから
ちょうどタガが緩んだ状態になっていて、ユルユルの状態なんです。
(タガってわかりますか?昔の木桶などを締め上げている金属のことです)
そして育児は、腰の椎間板に過負荷のかかる前傾姿勢で、
赤ちゃんを持ち上げたり降ろしたりする動作の連続を昼夜に問わず行い続けるのです。
理屈で考えれば、今まで腰が痛くなかった人でも痛みが出て当然ともいえるでしょう。
施術は骨盤を中心に全身の骨格と筋肉の緊張を緩和して、整合性を回復させていきました。
立った瞬間にスラッと背筋が伸びて、ほんの少し前の背筋が丸まった状態とは別人のようです。
腰の痛みもなくなり、あれほど重たかった肩や背中が羽の生えたように軽くなったと
おっしゃっていました。久しぶりにリラックスされたようです。
腰の痛みを、まだ我慢できるからと放っておくと、
慢性的なストレスとなり母乳の出が悪くなったり、不眠に繋がっていくケースもあるのです。
たかが腰痛、されど腰痛なのです。
特に産後の骨盤はとても歪みやすいので十分な注意が必要です。